株式会社とっと スタッフ山﨑です。

弊社にはたくさんのお客様がいらっしゃいます。その中でもS様は柔和なお人柄と素敵な笑顔、私の憧れの女性です。そのS様よりお墓参りにまつわる素敵なお話を伺いました。

「いつかご先祖様のお墓参りを・・・」

S様はお姑さんより「いつか福島にあるご先祖様のお墓参りをして欲しい」との遺言を残されていたそうです。お姑さんとそのご主人は長岡にいらっしゃる前は東京青山にお店を構え商売をしておられましたが、東京空襲のためこちらに転居されたそうです。そこからは日々の暮らしに追われ、ご先祖様のお墓参りがかなわなかったとか。

そこでS様は数年前にようやく福島の菩提寺を探し当て、ご夫婦でお寺を尋ねられました。郷土史家でもあられるご住職様はS家の歴史についても詳しくご説明くださり、ご先祖様のお墓を教えて下さいました。

ご先祖様のお引き合わせ

お墓が判明したことで、毎年折を見て福島のお墓へのお参りを重ねていたS様。4度目のお墓参りの折、ご住職様が「今、このお墓を守っている鈴木さんが偶然お参りにこられましたよ。」と声をかけてくださいました。そこで事情を説明し、現在の守り人である子孫の方達と時を超えてご挨拶がかなったそうです。その時のことをS様は「鳥肌がたちました」とおっしゃっておりました。

お墓が灯台のように子孫の皆様を引き寄せてくださったような気がいたします。

ルーツを求めて

S様はその後、ご先祖様が福島から入植した北海道を訪ね、先祖の苦難も知ることになります。入植先はサロマ湖や阿寒湖付近の極寒の地。しかしそんな環境の中で、先祖にあたる方はアイヌ部落の人々に勉強を教えるなど人々に尽くされていたようです。ところが40代で当主が急死。残されたご家族は東京への移転を余儀なくされました。(経済的にも余裕などなかったと推測されますが、亡くなられたご当主の立派な戒名から、地域に貢献されたお人柄が偲ばれます。)

ファミリーヒストリーが教えてくれること

S様はご先祖様の歴史を知ることで「この方達に恥じない生き方をしなければ」と強く思ったそうです。

それぞれの家族が持つ長い歴史と物語。今ここで笑って、泣いている一瞬が遠い過去からの連続であることを時々思い出す機会がお墓参りではないでしょうか?

S様、素敵なお話をありがとうございました。